【会長2年目の抱負】
2026年度は「九州将来ビジョン2030」の実現に向けた、「第2期中期計画(2024年~2026年)」の総仕上げの年であり、
計画には会員や地域の皆さまから頂いたご意見をしっかり反映するとともに、地政学リスクや人口減少、AIの進展などの
環境変化も踏まえながら、11の重点戦略に基づく取り組みを着実に前に進めていく。
産学官のまとまりの良さに代表される、九州ならではの強みを活かすとともに、国の戦略産業クラスター計画や広域
リージョン連携などの追い風を活かしながら、九州を更に元気にしていきたい。
九経連の重点戦略とも関連の深い、九州地域戦略会議における7つのQXプロジェクトをはじめ、次代を担う若手経
営者を集めた2050ビジョンづくり、半導体や農業分野の人材育成事業の強化など、新たな事業にもチャレンジしたいと
考えている。
(質問)政府の半導体を中心とした産業クラスター計画に、九経連としてどう貢献していくのか。
➤元々九州地域戦略会議のプロジェクトが素材になっているので、これまで検討してきたものが採用されれば、
もっと深掘りして取り組んでいきたい。計画そのものは国や地方自治体が主体となるものなので、それに対し
出来る限り支援をしたい。
(質問)1月に北海道経連とMOUを結んだ後の進展や着手したプロジェクトはあるか。
➤北海道と九州が共通して取り組んでいる半導体や観光、農業などについて、課題を共有して一緒に解決策を
考えていくための検討をしている段階。
(質問)日銀の政策金利引き上げが九州経済に与える影響をどう見るか。
➤日銀の専管事項であるが、まだ景気の足腰はそこまで強くないのではないか。今後の動静に注視して、適宜
タイムリーな政策金利にしていただきたい。
(質問)若手経営者による2050年のビジョン作りにおいて、若手に意見を求める意義は何か。また、どのような
アウトプットを期待しているか。
➤2050年の時点で責任のある立場になる人が感じているものを表現して欲しいという狙いから、若手に求める
こととした。議 論すること自体に非常に意味があると思う。
今のトップである高い年代の人の考え方ではなく、若い人たちに教育・学びも含めて、自由な新しい発想で
作ってもらいたい。きちんとしたものでなくていいので、我々が驚くようなものを期待している。私たちがなか
なか考えつかないような絵を見せてほしい。
(質問)半導体産業やデータセンターの需要に対して、エネルギーの問題が非常に重要になると思うが、経済産業
省が原子力発電所のリプレースについて2040年代までの数値目標案を示したことをどう受け止めるか。
➤原子力発電は、CO2を出さずに安定的に電力を供給出来るという意味では大事な電源。新設もしくはリプレー
スするという話が出たのは非常に大事なことだと思う。これからAIの進展とか、データセンターや半導体の工
場等が日本で生き残ることに対応するためには、原子力のようなCO2を出さない安定電源が必要なので、九経
連として非常に望ましい方向性が出たと思っている。
(質問)下関北九州道路についてどう考えるか。
➤必要性を強く伝えていきたい。本州へのアクセス道路が関門橋、関門トンネルだけでは、長期間の通行止め等
が発生して半導体製品等の輸送が出来なくなる等、物流への影響を考慮すると、一日も早く事業化していただ
きたい。