九経連の活動ACTIVITIES

【10月30日・31日開催】第21回環黄海経済・技術交流会議

 

【日 時】2023年10月30日(月)~10月31日(火)

【場 所】中国 遼寧省 大連市

【主 催】九州経済国際化推進機構、九州経済産業局、九経連

 

 2023年10月、中国遼寧省大連市で「第21回 環黄海経済・技術交流会議」が開催された。第19回、第20回は

新型コロナウイルス感染症拡大防止のためオンラインでの開催だったが、今回は4年ぶりの対面開催となった。

 九州からは、九州経済国際化推進機構の団員とともに、本年設立30周年を迎えた福岡・大連未来委員会

(委員長:土屋直知・㈱正興電機製作所会長)のメンバーなど企業、自治体、関係団体から80名が参加。韓国

からは金鍾喆(キム・ジョンチョル)産業通商資源部通商協力局長、中国からは王立平(ワン・リービン)

商務部アジア司長をはじめ、3カ国から約300名が一堂に会した。

 

1.環黄海ビジネスフォーラム(10/31)

 九州経済国際化推進機構の倉富純男会長(九経連会長)が日本代表として挨拶し、「RCEPのチャンスを捉え、

中日韓3カ国間の経済貿易協力関係を拡大・深化し、デジタル経済・グリーン発展・金融サービス・医療介護

など重点分野での協力を強化する新ルート・新方法を探し、環黄海地域が連携してポストコロナ時代における

ウィンウィン・発展をいかに実現するか」をテーマに日中韓3カ国代表6名による発表があった。

 また、フォーラムの終盤では「大連市対日・対韓経済貿易協力プロジェクト契約調印式」が行われ、九経連と

中国国際貿易促進委員会大連市分会との貿易・投資促進に関するMOUをはじめ、10件のMOUの署名が

行われた。

 

2.環黄海経済・技術交流会議「本会議」(10/31)

 3カ国の協力と経済技術交流の事例紹介を目的とした「本会議」では、冒頭、九州経済産業局の苗村公嗣局長

をはじめ3か国の代表が挨拶し、続いて「産業チェーン・サプライチェーンの円滑化を維持し、環黄海地域協力

・発展の成果を共有する」をテーマに、日中韓3カ国の代表13名による企業概要、協力提案などの発表があった。

 最後に、次回(2024年)開催都市の別府市について、利光秀方・大分県商工観光労働部長より紹介があり、

盛況裏のうちに閉会した。

 

3.大連金普新区産業視察(10/30)

 会議前日に行われた産業視察では、ニデックモーター(大連)有限公司七頂山工場、大連金港産業パーク、

中日生態モデル新城、自由貿易試験区万衆雲倉クラウドウェアハウスを見学した。

 

 今回はコロナ禍を経て4年ぶりの対面開催だったが、日中韓3カ国の関係者が直接会って話をすることの大切

さや、交流を継続することの重要性などを改めて実感した。2024年秋には3年に一度のホスト国として大分県

別府市で開催するが、開催の成功に向けて準備を進めるとともに、九経連として今回参加いただいた企業の

サポートをしていく予定。      

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