日時:2025年11月18日(火)
視察先:①九州林産㈱(九州電力㈱社有林)②瀬戸製材㈱ ③立命館アジア太平洋大学
参加人数:23名
九経連佐賀地域委員会は、今年度の活動テーマを「カーボンニュートラルの実現を目指した林業活性化
による地域GXの推進」としています。これを踏まえ、業界の現状や課題の把握、地域GXにつながる林業
と他業界との連携可能性を考える機会として、林業の川上から川下の施設を見学する現場視察会を実施
しました。
【視察概要】
①川上~九州林産㈱(九州電力㈱社有林)(大分県玖珠郡九重町)
川上となる九州林産㈱では、川上での森林施業について説明いただいた。同社は大分、宮崎、熊本の3県
にわたる広大な森林を管理している。参加者は、FSC認証の取得など持続可能な森林管理への取組みの
説明を受け、実際に森林施業として、「伐倒」、「枝払い」、「玉切り」の工程を視察した。

②川中~瀬戸製材㈱(大分県日田市)
木材の製材や加工を行う川中の業者として瀬戸製材㈱を視察した。同社では木造建築の現状と将来性に
ついて、具体的な事例を交えながら説明いただいた。近年、木造建築技術は大きく進化しており、地域経済
や環境にも配慮した持続可能な建築として、その利用拡大が大いに期待されているとの説明を受けた。

③川下~立命館アジア太平洋大学(APU)(大分県別府市)
2023年に建設された木造3階建て校舎を視察した。当該建物は、95%以上が大分県産のスギ材を使用し、
地産地消を実現している。1・2階部分に無垢の製材品、3階部分に集成材を使用するなど、異なる木材の
特性を活かした構造や、耐震性と防火性にも配慮されていることが紹介された。
建物の設計にはインクルーシブの理念が深く反映されており、単なる建築物としてだけでなく、革新的な
教育、環境との共存、多様性への配慮を具現化した、未来志向の空間として設計されている。
