2018年度 第1回熊本鹿児島合同地域委員会(HP)
1.日 時 2018年9月14日(金)15:00~17:00
2.場 所 鹿児島市城山ホテル鹿児島
3.出席者 (委員)41名
4.テーマ 今後の農業の戦略・取り組み
(1)上村鹿児島委員長開会挨拶
●地域の人口減が進行する社会で、今から熊本・鹿児島両地域としてどう生きていくか仕掛けをしていかないと間に合わない。諸策を準備・実行していくこと皆様と一緒に行いたい。
(2)九経連からの報告
●矢野総務広報部長より地域委員会で頂いたご意見の九経連活動への反映について7項目に分けて説明があった。(詳細内容は省略)
●廣瀬農林水産部長より九経連の農林水産の取り組みについて説明があった。 具体的には以下の通り
【アジアへの九州の農林水産物の輸出拡大を促進】
・養殖魚の輸出における海外通販サイト(アリババ)の活用支援 ⇒養殖ブリ、養殖うなぎの販売に向けてサイトに掲載中(2017.10~)。 さらにすし形態での販売仕様を追加掲載予定。
・「九州農水産物直販」を活用した輸出国・品目(水産・畜産・乳加工品等)の拡大⇒香港、シンガポール、台湾への生鮮野菜・果物輸出。
中国向け輸出を開始(山東省威海市)。養殖ブリ(9/11第1便)。
今後は、中国向け木材輸出に向けて商談継続中。
【九州の農水産物の国内需要拡大を支援】
・社員食堂での地産地消の推進(旬の野菜活用、物産展との連携等) ⇒会員企業協力の下、社食で地産地消事業を実施予定 (11/12~22の内の5日間)。 社食協力予定企業38社(9/12現在)。
会社スペースを利用した直販事業については(11/12~年度内) 順次開催予定。
・ブロックチェーンを活用した産地履歴追跡の社会実験実施 ⇒外食における食の安全・安心と付加価値向上、並びに地元食材の 販売促進に向けて、昨年度、食材のトレーサビリティ確保のための システム実証実験を終了した。今後、実装に向けて参画企業を募り、WGを立ち上げ予定。
【第1次産業従事者の稼ぐ力と魅力の向上】
・スマート農業の促進(モデル農場、取り組み内容等について各県と協議・検討)⇒九州地域戦略会議で取り組むテーマの一つとして、各県でモデル農場を選定し、それぞれ実証実験を開始。有望事業について検証し、横展開を図って行く。
【マッチング事業等】
「うんまか鹿児島輸出商談会」(9/6)、「九州の森林・林業・木材産業交流会 in 大川」(10/29)、「第6回企業による農業参入セミナー in 東京」(10/1) ● 伊豫田企画調査部課長より、「KIMONOプロジェクト」の概要説明と支援 の要請があった。
(3)講演会
●中村学園甲斐諭学長より「今後の南九州における農業戦略」の講演があった。
●九経調の岡野秀之事業開発部長より「アグリプレナーが拓く農業新時代」の講演があった。
(4)意見交換
●6次産業、農地集約等様々な意見があり、昨今の動きを含め討論した。
(5)甲斐熊本委員長閉会挨拶
●講演者の話を拝聴したら、農業はIT、若者、海外への輸出の観点でくくれば、 極めて成長性のある分野だと思う。熊本鹿児島は農業へのおもいは高い。全国の 食料供給基地である。といってもよい。地域をあげて農業の振興政策に取り組ん でいきたい。