トピックスTOPICS

第1回長崎地域委員会

1.日 時 2019年8月22日(木)15:00~16:50 

2.場 所 長崎市・ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル 

3.出席者 41名(懇親会31名) 森拓二郎委員長(九経連・副会長、㈱十八銀行・頭取)の長崎地域委員会代表挨拶、麻生泰会長の九経連代表挨拶に続き、 九経連本部から2019年度の重点事業への取り組み状況を報告した。 さらに、昨年度の長崎地域委員会で頂いた「製造業への九経連の言及が少ないのではないか」とのご意見を踏まえ、 関連団体である「九州航空宇宙開発推進協議会」の活動、特に長崎県内企業2社を含む九州内企業で形成された 「航空機部品クラスター(QAN)」の新たなビジネス創出への体制づくりついて報告した。 続いて、長崎県の平田研副知事より「長崎県政の課題について」と題し、地域経済の活性化に繋がる以下の3点に 関して進捗や方向性についてお話いただいた。 

①特定複合観光施設(IR)の区域認定 建設・運営を通じ、地域経済の活性化など期待される効果は多大。長崎は、地理的条件、交通手段、 観光実績などの面で優位性があるが、国から認定される3区域に入るためには、 限られた期間で事業者や整備計画をより充実させていく必要がある。

 ②九州新幹線西九州ルートの整備促進 リニア中央新幹線(東京・新大阪間)と西九州ルートのフル規格の整備が整えば、 長崎・東京間は、航空機利用とほぼ同じ所要時間となる。ゴールデンルートに集中している訪日外国人を 積極的に呼び込むことができる。来年度予算に環境影響評価調査費を計上できるよう、 早急にルートを決定するとともに、地方負担、並行在来線等の課題解決に向けた方策を示し、関係者間の 合意形成を図りたい。 

③長崎空港の機能強化 さらにインバウンドを取り込み交流人口の一層の拡大を図るため、また福岡空港の夜間の代替空港として 24時間化を推進。まだ課題は多いため、新規路線・増便(深夜早朝帯)の実現から段階的に取り組むな ど、引き続き対策を検討・実施する。また、運営の民間委託についても、離島航空路線の維持や今後のIR 誘致等の動向を見据えた検討の必要性がある。

 

 

後半行われた意見交換会では、出席会員より、以下のようなご意見を頂いた。今後本部にて対応を検討するものである。 

○九州内の大学の学長を一堂に集め、麻生会長から人材ニーズ等を直に聞く機会があればと思う。 

○島原でも農業へのベトナム人研修生の受入れが広がっているが、特に福岡入管での 手続き遅れが目立ち、結果、繁忙期に人手の確保が間に合わないとの声がある。 

○西九州に絡む経済活性化の取り組みが不足しているように感じる。本県はどうあるべきか。 

○インバウンドにおいて、福岡の後の二次訪問先としては、長崎・佐賀を合わせても、 熊本・大分の三分の一にも満たない。 これに危機意識を持ち、同友会では北部九州での連携を進め、発信しようとしている。 ぜひ九経連にも支援していただきたい。

 ○新幹線がフル規格で開業となった際には、雲仙や島原半島へ観光客を誘致するような 駅名に変更することもご検討いただきたい。駅名に観光地の名前が入っていれば、海外 旅行客や修学旅行生などにも印象深いものとなると思う。 ○新幹線の暫定開業に向け、長崎駅周辺の立体交差事業が2020.3月に完成するなど、 準備が進む。暫定開業を九州全体で盛り上げてもらいたい。

 

 (以 上)

入会案内はこちら